ウェブサイトがSSL化しなければならなくなった背景、理由とは?
■ SSL化していないサイトを見た時の想いは不安です
あなたが普段から気にしているかどうかわかりませんが、
「ただ漠然とネットは怖いもの」
と思っている人の目線で考えてみてください。
「フィッシング詐欺や個人情報が盗み取られる」と聞かされている人たちで、ネットに関する知識が不十分な人の目線です。
ふと、アドレス表示部分を見た時に、「安全ではありません」と表示されていたら、どの様に思われますか?
■サイト運営者の立場はSSL化した方が良いのか?それともSSL化しないといけないのか?
インターネット上にサイトを構築して公開している人は、自分の忘備録や日記を保存していたり、自慢したい事を自己満足のために公開している人もいます。
しかし、殆どの人は多くの人に見てもらいたいとの想いで公開しています。
特に企業などは広告費を払ってでも自分のサイトに誘導して、ページを見て欲しいと思っているでしょう。
■自分のサイトに訪問してもらう為にはどうしたら良いか
自分のサイトに訪問してもらう為には、公開範囲を世界中に設定していても、そのページの存在を知ってもらわなければ訪問してもらう事が出来ません。
存在を知ってもらう為には、URLを直接お伝えするか、ネットで検索してもらうしかありません。
URLを直接お伝えする方法としては、昔は手入力するため、元々は長いURLアドレスを短縮URLというものに変換して使われていましたが、今では、スマホなどでアクセスしてもらう為にQRコードにしてお渡しするパターンも増えて来ました。
後者のネットで検索する場合は、出来立てホヤホヤのサイトの場合、検索エンジンがまだ認識していないので、検索サイトで検索しても検索結果に表示されません。
検索結果の上位に表示されるには、その検索サイトのアルゴリズムに沿って良い成績である必要があります。
ちなみに、検索サイトに気に入ってもらう為に、その対策をする事をSEO対策と言います。
※SEOとはsearch engine optimizationの略語です。
日本語では検索エンジン最適化と呼ばれます。
SEO対策について解説すると膨大な説明になる為、この記事では説明を省かせて頂きますね。
■主なネット検索サイトにはGoogleやYahoo!などがあります。
昔は検索サイト各社で独自のアルゴリズムを作り、検索結果に表示していましたが、最近ではその検索アルゴリズムは殆どのサイトがGoogle方式を採用しているそうです。
つまり、事実上、Googleがインターネットの検索を牛耳っている状態となります。
Googleとしては検索上位に表示したサイトの質が悪かったりすると、紹介したGoogleの評判も悪くなるので、色々な条件を加味して検索アルゴリズムを開発しているようです。
そのアルゴリズムは数年に一度大きな仕様変更があるため、SEO対策をしたサイトでもその条件が変わった瞬間に検索上位に表示できなくなったりして、サイトの作り直しをしたり大変だと聞いたことがあります。
Googleは検索サイトだけではなく、ウェブブラウザも作っていますので、サイトがSSL対応をしていない場合は「安全ではありません」と表示するようにしました。
当初は他社のウェブブラウザでは表示していませんでしたが、最近ではほとんどの一般的に使われるウェブブラウザではGoogle同様に「安全ではありません」と表示するようになっています。
■あなたのサイトはSSL化が必要ですか?
さて、例として掲載した画像のホームページは、SSL化が必要でしょうか?
あなたのサイトはどの様な目的で開設していますか?
閲覧してもらう人はどんな人を対象にしていますか?
改めてご自分のサイトの目的や閲覧対象者について考えてみるのも良いかもしれませんね。
事例としてご紹介したサイトは、ある後援会の公式サイトです。
そしてこの公式サイト以外にサブチャンネルとして別のサイトの立ち上げを会員の皆さんに提案した時に、
誰に対して公開するのか?と、公開範囲の話題になりました。
私の想定では、誰でも見る事が出来るサイトにして、そこから大学のページや後援会の公式ページ、そしてYouTubeチャンネルへと誘導出来たらと良いと思い提案したのですが、
会議のメンバーからは不特定多数へ公開する必要がないという事になり、会員登録をした人に向けた「会員限定公開」となりました。
■会員登録をした人に向けた「会員限定公開」サイトのSSL化は必要なのか?
この様にある一定の決まった人に限定公開されるサイトの場合、
例えば、ファンサイトや会社などの社内サイトなどは外部の人に見せる必要が無いので、ネットの検索結果に表示される必要は有りません。
後援会の公式ホームページも同様に後援会会員限定公開のもとコンテンツを提供するなら■■途中■■